H.I.S.イタリア 特派員記事


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カーニヴァルに欠かせないドルチェ

1月に入ると街中のあちらこちらのお菓子屋さんやパン屋さんのショーウインドウに示しあわせたように一斉にお目見えするドルチェがあります。
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『Frtelle/フリテッレ』と『Galani/ガラーニ』です。
ともにカーニヴァルのこの時期に食べるもので、風物詩のひとつといえるでしょう。

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『フリテッレ』とは、いわゆる揚げドーナツです。小麦粉に牛乳、砂糖、ビール酵母を混ぜ合わせて丸く油で揚げます。口当たりはモチモチッとした感じです。
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形も大小あり、げんこつみたいな拳状のものから、一口でポン、と口に入るくらいの小さなボール状のもの。そして中身は何も入っていないシンプルなものから、中にザバイオーネ(卵黄をかきたててマルサラで風味づけしたクリーム状のドルチェ)やカスタード、チョコレートが入ったものなど様々あります。
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イタリア全土、特に北部ではこのドルチェはこの時期どこでも見られるようですが、生地に干ブドウが入ったものは『Fritelle veneziane/フリテッレ・ヴェネツィアーネ』といって、ヴェネツィア特有のものです。

また、もう一方の『Galani/ガラーニ』も揚げ菓子のひとつ。四角い薄い生地を揚げて粉糖をたっぷりとかけたものです。
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古いリチェッタ(レシピ)では、ラザニアの生地を甘くしたものを薄くのばして豚の脂で揚げたもの。現在のものよりもずっしりとした揚げ菓子だったと想像されます。
現代のリチェッタでは、小麦粉、卵、バター、砂糖を合わせた生地を薄くのばして口当たりも軽く仕上げます。最後にたっぷりと粉糖をふって見た目も美しいです。
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このドルチェもこの時期、イタリア各地でよく見かけられるものです。
ここヴェネトでは『Galani/ガラーニ』と呼ばれますが、他にもLattughe/ラットゥーゲ、Crostoli/クロストリ(トレンティーノ・アルト・アディジェ州)、Chiacchere/キアッケレ(ロンバルディア州)、Frappe/フラッペ(ラツィオ州)、Sfrappole/スフラッポレ(エミリア・ロマーナ州)、Cenci/チェンチ(トスカーナ州)、Bugie/ブジエ(ピエモンテ州)等、各地で呼び名が変わります。

そして形も様々で、ヴェネツィア周辺で見られる『ガラーニ』は幅の広いリボンを切ったような形が正統。他地に行くと生地がもう少ししっかりしたものや形もひし形、クルリとねじったリボン状、結び目があるもの等いろいろあります。

カーニヴァルにつきもののこれらは、お祭りの華やかさと同時に少々早い春を感じさせる、伝統菓子たちです。
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by his-news | 2008-01-15 00:56 | AKI.S

ヴェネツィアの魚市場

ヴェネツィアに来たら、やはり食の楽しみは近海ものの海の幸。
今回はヴェネツィアの地元の人々の利用する魚市場をご紹介します。

観光で訪れる際はなかなか鮮魚を買って料理するということまではできないものの、新鮮な魚が並ぶ活気溢れるこの現場を体感するのも旅のひとつの楽しさです。
お時間に余裕のある方は是非足を運んでみてください。

リアルト橋にほど近い岸辺を歩くと、魚市場はすぐに目に入ります。
建物の下部のくぐりがアーチ型になっており、赤いひさしが目立ちます。
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並ぶ魚介は、アサリ、ムール、ホタテなどの貝類から、イカ、タコ、カニ、イワシ、小イワシ、マグロ、ヒラメ、スズキ、クロダイ、シャコ、エビ、サーモンetc。
日本でも見かけるものから珍しいものまで、棚にわんさかと並べられています。
大物は冷凍ものもありますが、貝類やイカ、タコなどの小・中魚類は近海で獲れた新鮮なものばかりです。
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ガイドブックなどを見るとよく見かけるヴェネツィアの代表的な魚介料理、「Fritto misto/フリット・ミスト(ミックスの魚介のフライ)」にはヤリイカやエビ、シタビラメ、カネステレッリといわれるホタテの縮小版みたいな貝が、「Nero di Seppia/ネーロ・ディ・セピア(イカスミ)」のスパゲティやリゾットには大きなモンゴウイカが墨に覆われて真っ黒になったものが、「Griata mista/グリアータ・ミスタ(魚介のグリル)」にはスカンピ、スズキ、クロダイ、小イカなどがよく使われています。
レストランで食事をする際にはこの市場を覗いておくと予習ができて良いかもしれません。
ただし、ヴェネツィアは特に夏などのハイシーズンとなるとレストランの横暴な態度に閉口してしまうこともしばしばありますので、内容と価格、そして他のお客さんの食べているものをよく観察してから注文するようにしましょう。
イタリア人でさえ、失敗して悔しい思いをすることもあるくらいですから・・・。

魚類の値段も市場では、比較的安価(比較的とあえていうのは、肉類に比べ、新鮮な魚貝類は高めにつくことから)に購入可能。
市場を離れると値段は格段にはねあがりますから、魚の値段を見てから他の場所へ移動して見比べてみるのもおもしろいです。

私もこの日は小イワシ(Alici/アリーチ)を昼食のフリット用とマリネ用に購入しましたが、その後もう少しひと気の多い通りの魚屋の店先では1kgあたりの値段が1ユーロ以上にもなっていました。

この魚市場の正面には野菜・果物の市場もあります。色鮮やかな季節の野菜や果物がところ狭しと並べられ、迫力があります。
今の季節はカボチャやホウレンソウ、チーマ・ディ・ラパ、コステといったイタリアならではの冬野菜たちが多く見られます。
イタリアは日本に比べ、まだまだ野菜や果物の旬が残っているもの。
市場を除くと季節の移り変わりも見てとれます。
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魚はなかなか試しに買うわけにはいかない旅の途中でも、果物ぐらいならぜひ味わってみる価値は十分にあり!!
野菜や果物は味が濃くて力強さを感じます。全てが量り売りなので、少量でも購入可能。
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市場は平日の午前中(月曜日はお休み)、お昼すぎくらいまで開かれています。

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イカのトマト煮&墨煮
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by his-news | 2007-12-04 00:28 | AKI.S

ミラノでクリスマスショッピングを楽しもう

いよいよ今年も残すところあとわずか。
12月はクリスマスまでの間は土日もほとんどのお店が開いており、ミラノってこんなに人が多かったっけ?と思うほど、週末の街は人・人・人・・・。
それがイタリアのいわゆる師走の雰囲気かもしれません。
あの人のプレゼントはもう買ったっけ?あ、あの人の分を忘れてた!あの人には何にしよう・・・なんて買い忘れのないようにひとつひとつプレゼントを揃えていくのも、結構ストレスの溜まるものです!

そして、この頭を悩ませるミラネーゼのクリスマスプレゼント選びに毎年一役買ってくれているのが「L’Artigiano in Fiera(ラルティジャーノ・イン・フィエラ)」という見本市。
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世界各地の手作りの雑貨、食品などが一同に揃った大イベントです。
(場所:フィエラ・ミラノ、地下鉄1番赤線アメンドラ・フィエラ駅、または同線ロット駅下車)。
アジア、アフリカ、ヨーロッパ(イタリア含む)をさらに細かく10軒のパディリオンに分け、それぞれの特産品を販売しています。
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各ブースでは試食もいろいろとできて、会場をぐるぐる回っているだけでお腹がいっぱいになってしまうほどです。
このフィエラでのポイントは欲しい物や食べたいものがあったら即座に買うこと!
なぜならフィエラの会場はとても広く、お店の数も並大抵ではないので、「少し考えてあとでまた来よう」「他も見てから決めよう」と思っても、もう一度そのお店に戻ることはほとんど不可能だからです!
これは私が毎年通って学んだ教訓であります・・・。
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入場無料なので食事をするためだけに行っても良し、毎日通っても良し。
ぬくもりある世界の手作り雑貨と山のような美味しい食べ物にわくわくしっぱなしです。

今年の見本市開催期間は12月9日までですが、このフィエラは毎年同じ時期に開催されていて来年はRHOにある新しいフィエラの会場で11月29日から12月8日まで行われる予定です。(地下鉄1番赤線ロ・フィエラ駅下車)
今年は無理でも、来年の12月の旅行の計画に是非盛り込んでください!

また、もうひとつのミラネーゼのプレゼント選びのお助けスポットといえば「フィエラ・ディ・オーベイ・オーベイ」。こちらも見本市。今年の開催期間は12月7日から10日。場所は、以前の聖アンブージョ教会周辺からスフォルツェスコ城周辺に変わっていますのでご注意ください!!

どちらもかなりの人出になりますので手荷物には十分気をつけて、楽しいショッピングを!


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by his-news | 2007-12-03 21:02 | MARI.K

エルンスト・クーナム

エルンスト・クーナム
なんだかおまじないみたいな名前ですが、実はミラネーゼなら誰もが知ってるくらい有名なパティシエ(お菓子職人)なんです。
エルンスト・クーナムは1963年にドイツに生まれイギリス、スコットランド、スイスで修行したあとイタリアに来て、イタリア料理界のマエストロであるマルケージに師事しました。

その後、数々の賞を受賞したこともありイタリアドルチェ界ではあっという間に有名になってしまった人です。

そんな彼のお店「L’ANTICA ARTE DEL DOLCE」(ランティカ・アルテ・デル・ドルチェ)には毎日たくさんのミラネーゼが彼のドルチェを目当てに訪れます。
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人気のケーキは予約が必須。
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夕方に行くとショーケースは空という日も少なくありません。

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日本のようにケーキの切り売りをしていないので、買うとしたらホールになってしまいますが、そこは躊躇するところではありません。思い切ってホール買いしましょう!(笑)
チョコレートケーキ、ムースケーキ、どれを買っても失敗はありません。
程よい甘さに誰をも魅了してしまう味。ほっぺたが落ちるどころの話ではないかも。

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ケーキだけでなく、バターがたっぷりのクッキーや栗本来の上品な味のするマロングラッセ、どれを選んでいいか分からないくらいたくさんあるチョコレート。
もうお店中買い占めたくなります(笑)

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ケーキはホールで買ってホテルでたーーっぷり味わっていただき、チョコレートやクッキーはお土産にして日本の家族にも是非おいしさのおすそ分けをしてみては!

ミラノに来たら是非行くしかありません!
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住所:Via Anfossi,10 Milano
電話:02.55194448
営業時間:10:00~13:00、16:00~20:00(火曜日~土曜日)
       10:00~13:00(日曜日)
定休日:月曜日
交通:トラム9番または29番でP.zza V Giornate下車
トラム27番でPiazza S. Maria del Suffragio下車
トラム16番でVia Bergamo angolo via Morosini下車
バス60番または73番でC.so XXII Marzo 下車
バス84番でVia Spartaco angolo via Morosini下車
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by his-news | 2007-11-07 00:41 | YOKO.M

ミラノでお菓子天国

ドゥオモから約5分、スフォルツェスコ城からも約5分程のところにあるお菓子屋さん
「SPECIALITA DOLCIARIE REGIONALI ED ESTERE」(スペチャリタ・ドルチャリエ・レジョナーリ・エド・エステレ)は40年間変わらず観光客やミラネーゼから人気のお店です。
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このお店の特徴はイタリア全州及びギリシャ、ポーランド、イギリス、フランス、アメリカ、南アメリカなどの有名なお菓子を幅広く取り扱っていること。
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店内に入るとキャンディ、チョコレート、ビスケットなど2000種類をこえるお菓子がところ狭しと並べられていて、見た瞬間にダイエットという文字が頭から消え去り「全部食べたい!」という欲求に抗えなくなります(笑)。

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お店のオーナーのマリアさんはとても気さくな方で親切。
よく訪れる日本人観光客の為に「旅の指差し会話帳」のイタリア語版を持っていました。
これで日本人との会話を楽しんでいるそうです。

日本人に人気のお菓子も教えてくれました。
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写真左の天使の絵のものはアーモンドやナッツが入ったヌガーチョコレート。
右はウェハース。箱や缶も可愛いのでお土産に最適!

地理的にも町の中心にあるので訪れる価値ありです。
他の都市で買い忘れたお菓子もここで買えますよ!(笑)

住所:Via Meravigli 14 Milano
電話:02.8053828
営業時間:8:00~19:30(日曜定休ですが、時期によっては日曜日も営業してます)
交通:地下鉄M1(赤線)Cordusio駅またはCailoli駅下車
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by his-news | 2007-11-06 00:41 | YOKO.M

夕食後のミラノでおしゃれなジェラートを! sanpo

だんだんと木々や空が秋色に変わってきたここミラノですが昼間はまだ暖かい陽射しが差し込んだりするので、昼食後にジェラートを頬張る人々を見かけます。

今、このジェラートを「DOPOCENA:ドポチェーナ(夕食後)」にいかがでしょうか?と謳っているジェラート屋さんがミラノにはあります。
この「DOPOCENA」普通のコーンやカップに盛り付けられるジェラートとは違って、透明のカップに入っていて上には果物やチョコが乗っています。ちょっと見たところはジェラートには見えません。色とりどりでとってもおいしそう!
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お店の人に話を聞いたところ、知人の家などを訪ねるときなどに手土産としてケーキ屋さんでケーキを買っていくのと同じように、新しい手土産としてこの「DOPOCENA」をお薦めしますとのことでした。見た目もキレイですし、おいしいので喜ばれること間違いなし!との太鼓判を押してました(笑)。もちろん溶けないように専用の発泡スチロールの箱に詰めてくれますので、旅行者でもホテルに持ち帰って食べることが可能です。

時折、日本人観光客も訪れるそうですが、店員さんは日本語が話せないので食後のデザートとしてのお店側のコンセプトを説明できなかったそうで、「ちゃんと記事にしてね!」とのご要望でした(笑)。 
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もちろん、食後に食べないといけないわけではなく、いつの時間帯でも、イートインでも食べることができるので、是非ミラノ滞在中にお立ち寄りください。

中心地から少し離れていますが、近くに来た際はこの変り種のジェラートに是非挑戦してみてくださいネ!

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【GELATERIA VANIGLIA】
住所:Via Ezio Biondi,3 20154 Milano
電話:02-314468
定休日:火曜日
営業時間:12:00~23:00(土曜日は24:00まで)
交通手段:トラム14番caneva下車もしくはトラム1番、11番、19番Sempione E.Filiberto下車、バスなら43番か57番でSempione Biondi下車
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by his-news | 2007-10-25 18:56 | YOKO.M

ミラノでお勧めのパニーノやさん

ミラノに遊びに来てくれたお友達が「イタリアで食べたいもの」として必ず挙げるのが、ピザ、パスタ、ジェラート、そしてパニーノ。
でもそれは簡単なようでいて、何をどこで食べたらよいのか実は意外と困ってしまうもの。
というわけで、今日はそんなお友達をよく連れて行く、パニーノのお店を紹介したいと思います。

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その名も「パニーノ・ジュスト(Panino Giusto)」。
これは1979年にミラノで開店したパニーノ屋さんで、現在はミラノを中心に展開しているチェーン店となっています。
ちょっと昔のトラットリアのような、こだわりある内装が可愛いらしく、店員さんの服装や、壁に掛けてある額など全体的な雰囲気がとても良いお店。

さて、メニューを見てまず驚くのはパニーノの種類の豊富さ!
メニューには、イタリア語と英語両方で、中に入っているものが細かく書かれているので、じっくり選んでみてください。
個人的には、トリュフやオリーブのパテが使われているパニーノがお勧めです。

また、ここの「ピアッティ・フレッディPiatti Freddi」もお勧め!
一つのお皿の上に、この店自慢の生ハムやローストビーフ、牛のカルパッチョなどと付け合せの野菜がのっています(パン付き)。

また、パニーノの他にもパスタやサラダもあります。
最後に、ここのコーヒーには小さなアイスクリームがついてきてとってもお得な気分。

このお店へのアクセス方法。
ドゥオーモから歩いて3分ほどのベッカーリア広場(Piazza Beccaria)や
ブレラ地区のコルソ・ガリバルディ(Corso Garibaldi,125)などにあります。
お店のホームページはこちら(伊語のみ)

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旅先で、現地の言葉が良く分らず、不安な思いでレストランを探すのは大変。
そんなときに、気軽に入れて居心地のいいチェーン店であり、内装も素敵で値段もお手ごろ、それでいて味もしっかりしているこのお店は、ミラノを訪れる観光客のみなさまにもお勧めです。
ドゥオーモ近くのお店も、メイン通りに面していないせいか「こんなにドゥオーモのそばなのに?」と思うほど、観光客の姿を目にする機会が少なくて、お昼時になると、ミラノのビジネスマンたちでいっぱいになります。
ミラノに訪れる機会がありましたら、場所を控えて行ってみてください!!
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by his-news | 2007-09-27 02:45 | MARI.K

ヴェネツィアの焼き菓子

イタリアには各地方色豊かな料理が存在しますが、ドルチェ(デザート、甘いもの)についても同様です。

ヴェネツィア独特の細い小路に立ち並ぶお菓子屋さんの店先を見ていると、ショーウインドウに大ぶりな焼き菓子が山のようにと積まれている光景に気づかれることでしょう。

一般的にドルチェ自体はパンから進化したものといわれています。
イタリアでも大昔は砂糖がなかったので、アジアから砂糖やスパイスなどが運ばれてくるようになってドルチェの歴史も始まります。
その発祥は「ヴェニスの商人」によるもの。
十字軍の時代にそれらが伝わりはじめ、ヨーロッパとの貿易が開始されると、彼らによって芸術文化はもちろん、こういった食材や食文化も広く普及したのです。

その昔の華やかな商人の街、ヴェネツィアで食されていたお菓子とは??

代表的なものに、ビスケット・クッキーの一種「Zaeti/ザエッティ」があります。
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ここヴェネト州は、トウモロコシの粉(ポレンタ)を食す習慣がありますが、これもトウモロコシ粉で仕上げるお菓子。
ザエッティの名前は、トウモロコシ粉を使うため仕上がりが黄色くなることに由来しています。
イタリア語の黄色にあたる「giallo(ジャッロ)」→「gielletto(ジャレット)」→「zaeti(ザエッティ)と変化してきたといわれています。
材料はトウモロコシの粉、小麦粉、卵、砂糖、香りのエッセンス。
仕上がりはかなり固めでひし形もしくはS字型が特徴の素朴な感じのする焼き菓子です。

この「ザエッティ」とよく似ている焼き菓子が「Bussolai/ブッソライ」。
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形はたいてい中心に穴のあいたドーナツ型をしています。
これもザエッティ同様、かたいボソボソ感のある焼き菓子。

そして、「Baicoli/バイコリ」。
上記の2種と同様、「ビスコット」に分類されます。
*ビスコットとは、「ビス=2回」、「コット=焼く」という意味の2つの単語から成り立つ言葉なので、本来はオーブンで2度焼きした焼き菓子のことを呼びます。私たちの感覚からするとビスケット、クッキー類全般のことと受け取りがちですね。

「バイコリ」は、正真正銘、製造工程で2度焼きをする「ビスコット」です。
この仲間としてトスカーナの焼き菓子「カントゥッチョ」もありますが「カントゥッチョ」のほうが荒々しい感じがします。「バイコリ」はそれに比べると、かなり生地がきめ細やかな仕上がりです。
加える砂糖も控えめで、パンとクッキーの合いの子のような感じ。
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*お菓子屋さんの店先。上段の黄色い缶はバイコリの代表的なメーカーのもの。
ヴェネツィアではよくザバイオーネの添え物や甘いワイン、モスカートなどと一緒に供されます。
長時間オーブンでじっくり焼き上げるため非常に保存性も高く、その昔は長い航海用の保存食兼ドルチェとしても重宝されていました。
この「バイコリ」という名前も少し変わった響きに感じますが、これもヴェネツィアならでは。
小さな魚のスズキに形が似ていたことから、ヴェネツィアの方言でスズキを指す「バイコリ」という名前で呼ぶようになったとか。

これらの焼き菓子は見た目には物静かで地味な感じ、とても素朴な存在ですが、「その昔、海港商業で発達したヴェネツィアの貴族たちも供していたのねぇ」と思いを馳せるとなんともエキゾチックな気分。
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焼き菓子はたいてい量り売りされているので、焼き菓子の並ぶお菓子やさんにふらっと立ち寄り、ひとつふたつと試し買いして、お菓子をかじりながら運河の街ヴェネツィアをそぞろ歩き、なんていうのも旅の楽しさのひとつですね。
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by his-news | 2007-09-12 09:30 | AKI.S

ピスタチオパスタ

エトナ山の裾野にはたくさんの村があります。その村の一つがブロンテという小さな村。
ブロンテの村は2年に一度収穫できるピスタチオが有名で、ここで収穫されるピスタチオは日本にも輸出されています。
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村近郊にはピスタチオの畑だけでなくアーモンド畑やオリーブ畑、サボテン畑、桃やイチジクといった果物の畑などいろんな畑があるので、景観もよくドライブも楽しい!

ブロンテのピスタチオは様々な形で商品化されています。
たとえばパスタ、ジェラートやキャンディ、ビスケット、ヌテッラ(チョコレートクリーム)、ケーキなど。たっぷりのピスタチオを使ったおいしい食べ物がいっぱいです。

今回はピスタチオパスタの作り方を紹介します。
素材が手に入ったら、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください!
1ペンネのパスタ(もしくはショートパスタ)を人数分茹でる。
2パスタを茹でている間に、人数分のパンチェッタまたはベーコンをオリーブオイルで炒める。
3パンチェッタを炒めたらピスタチオの粉、もしくはピスタチオのペーストを大さじ1(一人前)として人数分をパンチェッタにからめる。
4パスタが茹で上がる寸前くらいに生クリームを大さじ3杯(一人前)くらいを人数分パンチェッタに混ぜ合わせ、茹であがったパスタをそのソースにからめて出来上がり!
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ピスタチオペーストが手に入らない場合、ピスタチオをフードプロセッサーで粉にしてもよいですね!
ピスタチオの代わりにクルミでも濃厚で美味しいですよ!
とても簡単なのでぜひ試してみてください!

b0091227_0124147.jpgピスタチオペースト、ヌテッラは400グラムで6ユーロくらい。
シチリアの食料専門店なら手軽に手に入り、良いお土産になることでしょう!

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by his-news | 2007-07-05 00:14 | NANAE.N

アマルフィコースト 「ラヴェッロから初めまして」~ グルメ編

皆さん、初めまして。今月より南イタリア・アマルフィコーストから皆さんにレポートを発信することになった竹澤由美と申します。

私がこうしてこの地に暮らすようになり約2年半がたとうとしています。きっかけは大学時代ほんの1ヶ月ほど遊学していたロンドンにてラヴェッロ出身のイタリア人=現在の夫と出会ったことにさかのぼりますが、当時はまさか彼と結婚するとも、そしてイタリアの中でも南イタリア、そしてアマルフィコーストに嫁ぐ事になるだなんて想像だにしていませんでした。

実は私は引っ越してきた当時、無謀にもイタリア語は挨拶すらまともに分からずに、この地にやってきてパートナーのご両親と同居させてもらいながら、イタリアンマンマ(=現在の姑)より南イタリアならではの徹底した家事を習うことになったわけです。約1年半続いたこの花嫁修業がなければ、私はこんなにイタリア生活に馴染めなかったような気がします。今でこそ笑って話せますが、最初は「パルメジャンチーズだと思ってけずったチーズが羊のチーズで家族からブーイングを受けたり」「家庭で使われるエスプレッソメーカーに使用するコーヒーの適量がよく分からず毎日パートナーから駄目だしをされたり」「オリーブオイルが大量に入っている瓶を床に落としてしまい、掃除に1時間もかかってしまったり」と一人コメディ映画のようなが日々が続いたものでした・・・。

b0091227_2344386.jpgところで、皆さん「アマルフィコースト」というとどのようなイメージがありますか?「海が綺麗」「欧米人に好まれるリゾート地」「太陽をたっぷり浴びたレモンがたくさん」「世界遺産登録された絶景が広がる街」「魚介類が美味しい」等、色々かと思います。(写真はアマルフィの景色)

b0091227_2363466.jpg私も7年前に始めてこの地を旅したときは見るものすべてに言葉を失い、口にするもの全ての美味しさに感動し、現地の人々の温かさにこちらも笑みがたえず、本当に素敵な旅になりました。(写真はラヴェッロの景色)


b0091227_2371072.jpgそこで、このレポートを通じ、少しでも皆さんのアマルフィコースト滞在がより充実したものになるようお手伝いできれば幸いです。(写真はポジターノの景色)


では今回は旅の一番の楽しみ(!?)「アマルフィコーストグルメ事情」についてお話します。

アマルフィコーストは山と海、両方の産業が盛んなのをご存知ですか?魚介類は海が有名なことから皆さんピンと来るかと思いますが、山にはレモンやオリーブはもちろんのこと、秋になると大量に栗の収穫、キノコ狩りがおこなわれたり、今でも豚を家畜する家庭も多く存在し、1月・2月にはその豚を頭の先から足の先まで食用に使います(サラミやハム、ソーセージなど)。
もちろん、皆さんの大好きなモッツァレラチーズやヤギ又は羊のチーズも現地産のものがたくさんあります。例えば、ラヴェッロからトラモンティという町へ午前中移動すると大抵羊やヤギの群れが羊飼いと犬に誘導されながら移動している現場に出くわします。「羊の群れが引き起こす交通渋滞」なんて、憎めない交通渋滞ですよね。

そこで、ぜひアマルフィコーストにいらしたら落ち着いた雰囲気のレストランで「魚介類たっぷりのディナー」を楽しんだり、家庭的な雰囲気のレストランで「お肉がメインのランチ」を楽しんだりしてみては?

b0091227_2403627.jpgまず、新鮮なお魚を海辺のエレガントな雰囲気で楽しめるレストランの一押しはアマルフィにある「Lido Azzurro リド アッズーロ」。とにかく、素材が新鮮なゆえに、素材の味を十分生かすシンプルな味付けの料理をだしています。(とは言え、やはり家庭では真似できないのはプロならでは!)
しかもアマルフィ中心部から徒歩5分という立地ながら小さくて可愛らしいビーチも目の前にあるんです。よって昼間は太陽と波打ち際を目にしながら開放的な気分でランチが楽しめ、夜はアマルフィの夜景を楽しみながらロマンティックディナーを満喫していただけるはずです。
私のオススメは直径約2センチほどの小さなジャコウダコのリングイネ(イタリア語でlinguine con moscardini)。歯ごたえがありながら柔らかいジャコウダコのだしがたっぷりでた塩味のシンプルなパスタは、白ワインともよくあい絶品です。
もう一品のオススメはフサカサゴのパッケリ(イタリア語でPaccheri con lo scorfano)。まずパッケリというパスタはナポリ地方の特産パスタ、この大きな筒型パスタと盛りだくさんのカサゴとフレッシュトマトソースがからまると、もう言葉が出ないほどの美味しさです。

b0091227_2434497.jpgそして、オススメお肉料理のレストランはラヴェッロにある「Cumpà Cosimo」。オーナーのネッタおばさんとルーカおじさんが皆さんを温かく迎えてくれます。ここはお肉屋さんも営む家族が経営しているだけあって本当にお肉料理が美味しい。

イタリアの牛肉は日本のそれとは全く違い赤身肉がほとんど。イタリア人からしてみると日本の高級霜降り牛は、「こんなに脂肪がたくさんの牛肉の方が日本では高級だなんて!」と驚いています。(まぁ、日本人の私としては日本の霜降り牛は又イタリアの赤み肉とは違った美味しさがあると痛感しますが・・・)
ぜひここではお肉好きの方は牛肉のステーキ(イタリア語でBistecca)を!
そして女性の方にはレモンの牛フィレソテー(イタリア語でScaloppina al limone)をオススメします。ステーキは塩味とガーリックのみのシンプルな調理法ゆえに、お肉そのものの旨みを思う存分味わっていただけるはず。
そしてスカロッピーナ・アル・リモーネは、とろみのあるレモンソースとお肉が絶妙にからみあっていて何枚でも食べれてしまいます。
彼らはラヴェッロの隣町スカーラに自分達のブドウ畑も持っているのでもちろん自家製ワインも味わえます。ぜひ、絶品肉料理と自家製ワイン、そして彼らの南イタリアらしいホスピタリティを感じて家庭的な時間を楽しんでください。

b0091227_2291012.jpg(もちろんこの他にもオススメレストランはたくさんありますので、随時更新させていただきます。)

これからもこちらアマルフィコーストからレポートを書かせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

b0091227_2474358.jpgなお、パートナー家族はラヴェッロ中心部にある4ツ星ホテル「ホテルルフォロ」を経営しております。当ホテルのレストラン「Sigilgaidaシジルガイダ」では、各国で経験を積んだアマルフィ出身のエグゼクティブシェフ ジェラルド・サヴォがこのエリアの新鮮な素材と私どものお庭からつんでくる野菜やお花を彩り鮮やかに使い、味覚も視覚も満足していただけるエレガントな地中海料理を楽しんでいただけます。
しかも、目の前には隔たるものの全くないパノラミックビューが広がっています。
私も家業を手伝っておりますので、ぜひ遊びにいらして下さい!


Lido Azzurro リストランテ リド アッズーロ
住所:Lungomare dei Cavalieri 5 Amalfi (SA)
Tel: +39 089 871384
行き方:アマルフィSITAバス停留所から海を正面にして右手にのびる海沿いの道をまっすぐポートに向かって徒歩約3分歩くと左手にあります。
*月曜日定休

Cumpà Cosimo クンパ コジモ
住所:Via Roma, 44 Ravello (SA)
Tel: +39 089 857156
行き方:ラヴェッロ ドゥオーモを正面にして左手にある細い道ヴィア ローマ(Via Roma)をまっすぐ進む。サンタ マリア グラディッロ教会(Chiesa St. Maria Gradillo)手前右手に位置します。

Hotel Rufolo ホテル ルフォロ
住所:Via S. Francesco, 1 Ravello (SA)
Tel: +39 089 857133
行き方:ラヴェッロ ドゥオーモを正面にして右手にある細い道ヴィア デイ ルフォロ(Viadei Rufolo)をまっすぐ進む。陶芸ショップの並ぶ細く短いトンネルをくぐると正面に位置します。
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by his-news | 2007-05-17 02:49 | YUMI.T


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