H.I.S.イタリア 特派員記事


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ヴェネツィアのゴンドラ

ヴェネツィアは言わずと知れた運河の町。
初めて訪れた人にとってはこの光景、想像以上に感動するものです。
もちろん、何度訪れてもヴェネツィア独特のこの雰囲気には圧倒されるところですが・・・。

町は運河が縦横無人に走り、街中は車両は入れずもちろん徒歩がメインの移動手段。運河は唯一の交通手段の路であるので、ヴァポレット(水上タクシー)が大変有効に活用されています。
もちろん、警察も消防も緊急事態の時には運河をけたたましいサイレンを鳴らしながら猛スピードで走ることになります。
これもヴェネツィアならではの風景ですね。

さて、ヴェネツィアを歩くと、至る所でゴンドラの乗り場に出くわします。縞々のシャツに黒いズボン、麦わら帽子をかぶったゴンドリエーラ(ゴンドラの船頭)は観光客が通るたびに「ゴーンドラ!!ゴーンドラ!!」と呼びかけています。

私はヴェネツィアにほど近い町、パドヴァに住み始めて約3年、ヴェネツィアには頻繁に足を運んではいるものの、今まで一度もこのゴンドラには乗ったことがありませんでした。

ところが、日本から私の家族がイタリアに旅行に来るということで、まずはヴェネツィア観光、両親の「旅の思い出に乗ってみたい」との強い希望があったため、試しに乗ってみることに。

ゴンドラの乗り場はいくつかあるのですが、私たちは鉄道駅「サンタ・ルチア駅」からサンマルコ広場までの道をゆっくりと歩き、サンマルコ広場の乗り場でまず料金交渉。

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1人あたり30ユーロ、時間にしては約40分の行程、サンンマルコ広場を出てぐるりとまわり、カナル・グランデに入り、また出発点に戻るとのこと。
うーん、ちょっと高い!とも思ったのですが、父という強力な援護があるので、一緒に連れてきていた子供のみディスカウントしてほしいこと、駅近くで降ろしてほしいことを告げ(サンマルコ広場から歩いて帰る体力・気力の限界も感じ)、乗ることになりました。

乗り心地は悪くなく、いつも上から見ていた水面を低い目線から、また大きなサンマルコ寺院、ドゥカーレ宮殿などが違った角度から見えることには新たな感動。
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橋の上から見た風景を今回は下から見る格好に・・・。
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ドゥカーレ宮殿と牢獄を結ぶ「Ponte dei Sospi/ポンテ・デイ・ソスピ(ため息の橋)」の下をくぐります。そしてそのまま細い運河へ・・・。
いつも徒歩で至るところにある橋の階段を「よいしょ!」と登るところを、静か~にスルリと水面を通りぬけるのも気持ちのいいものです。
建物の間を通る細い水路も通過、壁には現在の水面よりも2mくらいは高い位置にある緑の藻の跡を見てゴンドリエーラは高潮がここまで来たと説明。
運河のまわりの建物はかなり老朽化が進んでいるものばかり。それもそのはず、700~1000年以上の歴史のある建物がひしめいているのですから。
マルコ・ポーロが住んでいたという建物の脇を通り、ヴェネツィアの見所のひとつ、リアルト橋へ。ここで写真をパチリ。
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さて、このゴンドラ、800年の歴史があるとされています。
当初はヴェネツィアに住む貴族たちの交通手段。ゴンドラの装飾も今よりも美しくされていたことでしょう。
今でもこれらのゴンドラは手造りによるものだといいます。完成までには約2年を要すとのこと。現在ヴェネツィアにはこのようなゴンドラが約450隻、ゴンドリエーラも450人ほどいるようです。

私たちのゴンドラを漕いでくれていた彼は先祖代々のゴンドリエーラの家系。今ではイタリア南部の出稼ぎの人などによるものも多いようですが、本来はほぼ世襲制。
彼は小さなころからこの細い運河をくねくねと動く小さな船の操縦の仕方を父親から習い始め、8年前から正式にゴンドリエーラとして働いているとのこと。
と、そんな話をしている最中に近くをなんの装飾もない小型の古ぼけた木のボートに10歳弱の少年が父親らしき男性とともに乗り込んで船を漕いでいる姿を発見。
「ほらほら、あんな風に毎日練習していたんだ。父親に認められるまではとっても大変なんだよ。」と。

はぁー、そんな話を聞くと、なんだかヴェネツィアの観光価格だなぁなどと思う料金にも納得がいき、観光客相手に騙し商売だなぁ(う、失礼??)などと思う気持ちもふきとんでしまいました。

まさしく優雅なひと時、そしてヴェネツィアの歴史の深さと観光都市であるヴェネツィアの奥深さも垣間見ることのできるゴンドラツアーでした。
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# by his-news | 2007-10-06 02:51 | AKI.S

マリア・カラスとスカラ座

1977年9月16日、世紀の歌姫マリア・カラスはパリで息を引き取りました。
彼女の死後から今年でちょうど30年。
テレビで特番が組まれたり、彼女の歌唱を集めた立派なCDのセットが発売されたり、多くの本が出版されたりと、オペラファンの枠を超えた大きな話題となっています。

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カラスと一番縁の深い劇場であるミラノのスカラ座。彼女はここで数々の名演を残しました。
桟敷席を陣取っている長年のオペラファンの中には、彼女の演奏を生で聞いたという人がまだ残っています。激しい身振り手振りと共に大声で昔の名演について熱く語るおじいさんたちの話を盗み聞きするのは、スカラ座の桟敷席に座ったときの、密やかな私の楽しみでもあります。

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そんなスカラ座がこのカラスの死後30年という機会に何もしないはずはありません。
スカラ座博物館では現在、「Omaggio a Maria Callas(マリア・カラスに捧げる)」と題されたイベントが開催されており、彼女が実際に舞台上で身につけた衣装や当時の写真などを展示しています。(衣装の展示は2008年1月31日まで。写真の展示は2007年11月30日まで)。
スカラ座博物館の開館時間は、9:00から12:30(入場は12時まで)13:30から17:30(入場は17時まで)となっています。
スカラ座博物館のホームページはこちら。(伊/英)

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彼女の奇跡的な歌唱は、彼女の死後から何年経とうと全く他の追随を許さず、常に別の次元にあります。そんな彼女を舞台上で生で体感できた桟敷席のおじいさんたちは何て幸福なんでしょう!
ぜひ、オペラファンではない方も、この機会に彼女の芸術に触れてみてはいかがでしょうか?
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# by his-news | 2007-10-06 02:49 | MARI.K

ヴェネツィア・サンマルコ広場の平和のシンボル???

ヴェネツィアといえば言わずと知れた「サンマルコ広場」。ヴェネツィアの観光の中心地です。
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小さく複雑に入り組んだ薄暗い小路を迷いながら進み、歩き疲れを感じた矢先に目前に急にパッと開ける明るい大広場。どんな人でも歓声をあげたくなるような見事な華やかな空間が広がります。

正面には輝くばかりのサンマルコ寺院がそびえ、かつてのヴェネツィア共和国のシンボルであるライオンの像が目にとまります。
広場を囲む回廊はみやげ物屋、宝石店、カフェ等々の商店が並び、その上の建物は庁舎として今もなお使用され続けています。

余裕があれば、1700年初頭に営業を開始したヴェネツィア屈指の老舗「カフェ・フローリアン」で優雅にティータイムなどもヴェネツィアの雰囲気を味わうのにはお勧めです。もちろんお茶代は他のカフェに比べると高~くつくのであしからず・・・。でも、内部の豪華な造りは一見の価値あり。当時の優雅な雰囲気を味わうことができます。
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このサンマルコ広場、訪れた方はご存知だと思いますが、無数の鳩の大群が常に広場を行ったりきたり…。個人的にはこういう場の鳩の大群は苦手なので、こんな鳩の大群の下でお茶をゆっくり楽しむのは避けたいとも考えてしまうタチなのですが。

実はこの鳩の大群が最近もっぱらの話題となっています。

こういった観光地の鳩というのは、どこの国も例外なく、人間慣れしていて、えさをもらうのもお手の物。
繁殖力の強い鳩の急増で、サンマルコ寺院をはじめとするヴェネツィアの貴重な建築物が危機にさらされています。鳩の糞による害が問題となっているのです。

ヴェネツィア市ではこの鳩問題への対処として、年間25000羽の鳩の駆除を執行中。
広場で餌を与えているのは私たち人間で、それによって集まってきた鳩にはナンだか気の毒な話です。動物愛護の団体からクレームはこないのかとの心配もしてしまいますが、事態はことのほか深刻なようです。
私自身も最近訪れたサンマルコ広場で「やけに鳩が増えたなー」と感じたほどですから。

それにしても何か良い方策はないものかと考えさせられてしまう問題です。サンマルコ広場にお越しの際は、むやみに鳩に餌など与えないほうが、鳩の後生のためには親切なのかも?しれません。
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少々話しは反れますが、水に囲まれたヴェネツィアは夏場は蚊がとても多いことも知る人ぞ知る実情。この困り者の小さな敵への対策として、何年か前のヴェネツィア市長は蚊を餌とする「コウモリ」を空に放ち、蚊の駆除にあたったとか。
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# by his-news | 2007-09-29 03:08 | AKI.S

ミラノでお勧めのパニーノやさん

ミラノに遊びに来てくれたお友達が「イタリアで食べたいもの」として必ず挙げるのが、ピザ、パスタ、ジェラート、そしてパニーノ。
でもそれは簡単なようでいて、何をどこで食べたらよいのか実は意外と困ってしまうもの。
というわけで、今日はそんなお友達をよく連れて行く、パニーノのお店を紹介したいと思います。

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その名も「パニーノ・ジュスト(Panino Giusto)」。
これは1979年にミラノで開店したパニーノ屋さんで、現在はミラノを中心に展開しているチェーン店となっています。
ちょっと昔のトラットリアのような、こだわりある内装が可愛いらしく、店員さんの服装や、壁に掛けてある額など全体的な雰囲気がとても良いお店。

さて、メニューを見てまず驚くのはパニーノの種類の豊富さ!
メニューには、イタリア語と英語両方で、中に入っているものが細かく書かれているので、じっくり選んでみてください。
個人的には、トリュフやオリーブのパテが使われているパニーノがお勧めです。

また、ここの「ピアッティ・フレッディPiatti Freddi」もお勧め!
一つのお皿の上に、この店自慢の生ハムやローストビーフ、牛のカルパッチョなどと付け合せの野菜がのっています(パン付き)。

また、パニーノの他にもパスタやサラダもあります。
最後に、ここのコーヒーには小さなアイスクリームがついてきてとってもお得な気分。

このお店へのアクセス方法。
ドゥオーモから歩いて3分ほどのベッカーリア広場(Piazza Beccaria)や
ブレラ地区のコルソ・ガリバルディ(Corso Garibaldi,125)などにあります。
お店のホームページはこちら(伊語のみ)

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旅先で、現地の言葉が良く分らず、不安な思いでレストランを探すのは大変。
そんなときに、気軽に入れて居心地のいいチェーン店であり、内装も素敵で値段もお手ごろ、それでいて味もしっかりしているこのお店は、ミラノを訪れる観光客のみなさまにもお勧めです。
ドゥオーモ近くのお店も、メイン通りに面していないせいか「こんなにドゥオーモのそばなのに?」と思うほど、観光客の姿を目にする機会が少なくて、お昼時になると、ミラノのビジネスマンたちでいっぱいになります。
ミラノに訪れる機会がありましたら、場所を控えて行ってみてください!!
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# by his-news | 2007-09-27 02:45 | MARI.K

トゥルッリの街!

とんがり屋根が可愛いトゥルッリの町並が印象的な、南イタリアの観光地アルベロベッロ。
眩しいほどの白壁とダークグレーのとんがり屋根が、鮮やかなコントラストを見せるトゥルッリの町並は、さりげなくバルコニーに飾られた花や街角の緑に彩られ、一層華やかさを増します。

「お伽の国みたい」とか、「メルヘンチック」と形容されるこの町、特に若い女性に人気があるのも、うなずける気がします。
1996年にユネスコの世界遺産に登録されて以来観光客は急増し、アルベロベッロは今や南イタリア観光には欠かせない存在となりました。そんなお伽の国に、初めて迷い込んだのは7年前、もちろんここで暮らす事になるとは思ってもいませんでしたが、気が付くとここに根を張り4年以上の歳月が過ぎていました。

年間を通して、ほぼ毎日日本人ツアーが訪れるこの町、もうほとんどの日本人がこの町を知っているかと思えば、意外とそうでもありません。
「トゥルッリって何?」「アルベロベッロ…?それってイタリア?」な~んて人もまだまだ結構多いのです。
今月からアルベロベッロについてのあれこれを現地からダイレクトでお伝えします。
アルベロベッロを知っている人も、知らなかった人も、行ったことのある人も、これから行こうと思っている人も、全く興味ないという人も、是非、お楽しみに!!

●ゆっくりと散策を楽しみたいトゥルッリの町並
アルベロベッロに来たら、まずはトゥルッリが密集する2つの地域、アイアピッコラ地区とモンティ地区の散策をお勧めします。
トゥルッリとは、この地方でみられる独特な建築様式の伝統的家屋の事で、真っ白な壁と、ダークグレーのとんがり屋根が特徴的です。屋根には白色で描かれた紋章があり、てっぺんにはピンナコロと呼ばれる飾り石が置かれています。早速、各地区の歩き方をご紹介しましょう。
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<<アイアピッコラ地区>>
約400のトゥルッリがあり、その多くは今も尚、住居として使われています。商店の無い地区なので、洗濯物がはためいたり、食事時にはどこからともなく美味しそうな匂いが漂ったりと、生活感が溢れています。静かな佇まいを味わいたい人にお勧めです。それほど広い地域では無いので、地図を片手に散策すれば30分ほどで一通り周れます。
また、地域内の道は平坦で、アスファルト舗装されているので、年配の方や、小さな子供連れ、体力に自信の無い人でも安心です。
気の向くまま、足の向くまま小路を通り抜け、小人の気分で「不思議の町」の散策を楽しんで下さい。
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<<モンティ地区>>
ほとんどのトゥルッリが商店や、レストラン、BARなどに姿を変え、すっかり観光地化された地区です。お土産を買ったり、食事をしたり、賑やかな町の雰囲気を楽しみたい人にお勧めです。
モンティ地区は、今も約1000のトゥルッリが残っているだけあって、意外と広く、すべての路地をくまなく見て周るには、多少時間がかかるかもしれません。
また、地域全体が斜面に広がっているので、行きは登り、帰りは下りの坂道になります。
決して急な坂では無いので、時間に余裕を持って、ゆっくりと無理せず、体力にあわせた散策をお勧めします。
地域内は、石畳と石段の道で情緒はあるのですが、滑り易いのがタマにキズ。特に雨の日の下り坂には十分注意が必要です。もちろん晴れた日でも、ハイヒールやパンプス、革底の靴などは滑り易いので禁物です。出来ればスニーカーや運動靴などゴム底の履物を用意して下さい。
店頭の土産物に目移りしながら散策すると、躓いたり、石段で足を踏み外したり…な~んてことになりかねません。
「歩く時はよそ見をしない」これが、この地域散策のコツです。

モンティ地区で欠かせない観光ポイントは、やはりサンタントニオ教会。
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メイン通りのモンテ・サンミケーレを上りきった所にあるトゥルッリの教会です。
建物の中央と両脇そして鐘楼に、伝統的工法に則って作られたトゥルッリの屋根を採用しています。

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●時間に余裕のある人にお勧めの観光ポイント
<<カーサダモーレ>>
1797年、町の自由の象徴として建てられました。建物の上部に「AD1797」と刻まれているのが分かるかと思います。この建物、実はこの町の歴史と深い関わりがあるのですが、それについては、別の機会に改めてご紹介したいと思います。
<<トゥルッロ・ソヴラーノ>>
1700年代後半に建てられた町で一番大きなトゥルッリです。12個のとんがり屋根をもつ稀少な2階建てで、最高部の高さは14メートルあります。実はこの建物はモルタルの使用を禁じられていた時代に、掟を破って建てられたモルタル使用のトゥルッリなのです。(入場料:大人1,50ユーロ)
<<ジャルディーノ・ベルベデーレ>>
町のメイン広場であるポポロ広場南側にあり、モンティ地区のトゥルッリを一望する事が出来るこの場所は、記念撮影にとっておきの場所です。

●年に一度の大イベント「サンティメディチ祭」
旅行中にちょっと得した気分になる事は色々あると思います。
今月下旬にアルベロベッロを訪れる予定のある人は、そんな「ちょっと得した気分」に浸れるかもしれません。
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アルベロベッロでは、毎年9月、街の守護聖人「コズマ」と「ダミアーノ」の日である9月26日を中心に前後4日間に亘り大宗教祭を行います。
2007年は25日から30日。通常最終日となる28日が金曜日なので、土日も併せた6日間のお祭りになります。
宗教祭には興味ないという人も、この街最大のこのお祭りは絶対見て損をしないはずです。
街の中心部には賑やかな露店が立ち並び、夕方になると両聖人が奉られた街のメイン教会であるサンティメディチ教会まで続く道に、鮮やかなイルミネーションのトンネルがともります。
広場もイルミネーションで覆われて、まるで昼間のように明るくなり、大勢の人で真夜中まで賑わいます。
子供向けにやってくる「移動遊園地」はネオンとリズミカルな音楽で賑やかさに輪をかけます。祭り初日にあたる25日の午前中もは、伝統的な家畜市が町外れの運動場周辺で開かれ、年々種類は減っているものの、小鳥から牛まで様々な動物達が売買されます。
また、27日の午前中と28日の午後には、聖人像を担いだ信者の行列が街中を練り歩き、祭りはピークに達します。
特に28日は、信者が手にするキャンドルの光と通りを飾るイルミネーションが日暮れと共に鮮やかさを増し、見事な光の競演となります。無数の光の中を泳ぐように教会へ帰って行く2体の聖人像はとても印象的で、幻想的な異国の祭りとして旅の思い出の1ページを飾ってくれるはずです。
お祭りの期間中は、ブラスバンドのパレードやコンサート、オーケストラ演奏、花火などの一般(観光客)向けの様々な催しもあります。
イベントの詳細はこちらをご覧下さい。
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# by his-news | 2007-09-14 20:59 | TAKAKO.N

ヴェネツィアの焼き菓子

イタリアには各地方色豊かな料理が存在しますが、ドルチェ(デザート、甘いもの)についても同様です。

ヴェネツィア独特の細い小路に立ち並ぶお菓子屋さんの店先を見ていると、ショーウインドウに大ぶりな焼き菓子が山のようにと積まれている光景に気づかれることでしょう。

一般的にドルチェ自体はパンから進化したものといわれています。
イタリアでも大昔は砂糖がなかったので、アジアから砂糖やスパイスなどが運ばれてくるようになってドルチェの歴史も始まります。
その発祥は「ヴェニスの商人」によるもの。
十字軍の時代にそれらが伝わりはじめ、ヨーロッパとの貿易が開始されると、彼らによって芸術文化はもちろん、こういった食材や食文化も広く普及したのです。

その昔の華やかな商人の街、ヴェネツィアで食されていたお菓子とは??

代表的なものに、ビスケット・クッキーの一種「Zaeti/ザエッティ」があります。
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ここヴェネト州は、トウモロコシの粉(ポレンタ)を食す習慣がありますが、これもトウモロコシ粉で仕上げるお菓子。
ザエッティの名前は、トウモロコシ粉を使うため仕上がりが黄色くなることに由来しています。
イタリア語の黄色にあたる「giallo(ジャッロ)」→「gielletto(ジャレット)」→「zaeti(ザエッティ)と変化してきたといわれています。
材料はトウモロコシの粉、小麦粉、卵、砂糖、香りのエッセンス。
仕上がりはかなり固めでひし形もしくはS字型が特徴の素朴な感じのする焼き菓子です。

この「ザエッティ」とよく似ている焼き菓子が「Bussolai/ブッソライ」。
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形はたいてい中心に穴のあいたドーナツ型をしています。
これもザエッティ同様、かたいボソボソ感のある焼き菓子。

そして、「Baicoli/バイコリ」。
上記の2種と同様、「ビスコット」に分類されます。
*ビスコットとは、「ビス=2回」、「コット=焼く」という意味の2つの単語から成り立つ言葉なので、本来はオーブンで2度焼きした焼き菓子のことを呼びます。私たちの感覚からするとビスケット、クッキー類全般のことと受け取りがちですね。

「バイコリ」は、正真正銘、製造工程で2度焼きをする「ビスコット」です。
この仲間としてトスカーナの焼き菓子「カントゥッチョ」もありますが「カントゥッチョ」のほうが荒々しい感じがします。「バイコリ」はそれに比べると、かなり生地がきめ細やかな仕上がりです。
加える砂糖も控えめで、パンとクッキーの合いの子のような感じ。
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*お菓子屋さんの店先。上段の黄色い缶はバイコリの代表的なメーカーのもの。
ヴェネツィアではよくザバイオーネの添え物や甘いワイン、モスカートなどと一緒に供されます。
長時間オーブンでじっくり焼き上げるため非常に保存性も高く、その昔は長い航海用の保存食兼ドルチェとしても重宝されていました。
この「バイコリ」という名前も少し変わった響きに感じますが、これもヴェネツィアならでは。
小さな魚のスズキに形が似ていたことから、ヴェネツィアの方言でスズキを指す「バイコリ」という名前で呼ぶようになったとか。

これらの焼き菓子は見た目には物静かで地味な感じ、とても素朴な存在ですが、「その昔、海港商業で発達したヴェネツィアの貴族たちも供していたのねぇ」と思いを馳せるとなんともエキゾチックな気分。
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焼き菓子はたいてい量り売りされているので、焼き菓子の並ぶお菓子やさんにふらっと立ち寄り、ひとつふたつと試し買いして、お菓子をかじりながら運河の街ヴェネツィアをそぞろ歩き、なんていうのも旅の楽しさのひとつですね。
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# by his-news | 2007-09-12 09:30 | AKI.S

スカラ座でクラシック・コンサート

長かったバカンスシーズンもそろそろ終わり、街全体が「あーあ、来年の夏まであと一年、また仕事(学校)かあ・・・」という大きな深いため息をついているようです。
とはいえ秋は食欲の秋、スポーツの秋、そして芸術の秋!イタリアはまだまだ楽しいことがいっぱいです。

クラシック音楽が好きな方なら誰しも、「ミラノ」と聞けば「スカラ座!」と即座に連想するくらい有名なスカラ座。しかし残念なことにオペラがイタリアの一般市民にとって昔ほど身近な物ではなくなってきてしまっている現代です。その中にあってもスカラ座は間違いなくミラノの一番のシンボル。

スカラ座は本来歌劇場であるためオペラの上演が中心。
またスカラ座改修中にオープンしたアルチンボルディ劇場はバレエの上演が中心。
しかし、オペラ・バレエファンよりも、純粋な管弦楽のファンが断然多い日本。そんなクラシック音楽好きの日本人の方々がミラノに来て「何かオーケストラのコンサートに行きたいんだけど…」というのは割とよく耳にする話です。

そんなときは、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団の演奏会に行ってみてはいかがでしょうか。ミラノ出身の有名な世界的な指揮者、リッカルド・シャイーが音楽監督を務める楽団です。彼らが本拠地としているコンサートホール(アウディトーリウム)の場所は近くに地下鉄の駅がないので多少不便ではありますが、ドゥオーモから3番のトラムに乗るとホールの目の前まで行くことができます。
詳しいプログラムや楽団や指揮者の情報などはこちらのホームページ(伊/英)をご覧下さい。チケットもインターネットで購入できます。

こちらでのクラシックの演奏会は、聴衆がものすごく勤勉な日本のものに比べて、かなりアットホームな雰囲気です。ぜひお気軽に足を運んでみてくださいね!
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# by his-news | 2007-09-11 20:13 | MARI.K

エトナ火山は今も現役です!!

8月末から再び噴火活動が激しくなってきたエトナ火山!
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毎年・・・というか時々活動が激しくなり500メートル以上もの噴煙をあげます!
風向きによってシチリアのあちこちに火山灰が降り、傘をささなくては歩けないくらい降り積もることもあるのです。

すると「噴火でシチリア島は大丈夫か?!」といった話をよく聞きますが、噴火をした溶岩はたいがいエトナ火山内部にある谷間に流れつき、火山に最も近い村々まではなかなか押し寄せては来ないものです。
しかしやはり3ヶ月以上も噴火が続いたり溶岩の流れる場所によっては村々が騒ぐこともあります。

私の住むカターニアは火山から遠いので火山灰くらいは降り積もることはありますが、溶岩の被害は全く心配なし!
ところがカターニア空港はこの火山灰により閉鎖することもしばしばなのです。そのために旅行者の足止めとなってしまうことが稀にあるのです。
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2007年春から空港が新しくなり、大勢の観光客がこの夏利用しました。9月に入ってもまだまだ観光客が大勢押し寄せるカターニア空港。しかし、これが9月に入って噴火活動が激しくなったとたん急遽閉鎖となる事態に!!旅行者には予想もできない空港閉鎖です。火山灰が空港へ飛ぶと一日中閉鎖したり、そうでなくても午後3時くらいから夜間閉鎖することもあります。

旅行者には大変ですが、万が一こんな事態となっても到着地をパレルモやカラブリアの空港に変更することができ、パレルモからカターニア空港まで無料バスが出ることもあります。
また逆にカターニア空港で出発できずパレルモやカラブリアの空港まで無料バスが出たりもしますので、もし空港閉鎖になってしまっても落ち着いて現地空港で正確な情報を得るようにしましょう。

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ところでエトナ山の噴火はとてもキレイなんです。
夜のタオルミーナからもはっきりと噴火を見ることができます。
地元の人々もその美しさを見にわざわざ山へ登ったりします。感動しますよ!!
噴火だ!と恐れず、自然の活動を楽しめる良い機会でもあるので、エトナ山の噴火もシチリアの楽しみの一つであると言えるでしょう。
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# by his-news | 2007-09-06 23:05 | NANAE.N

メッシーナ海峡でアランチーニをどうぞ!

日本企業も協賛してメッシーナ海峡にかかると言われていた橋ですが、大騒ぎはしたものの、結局今のところは白紙に戻り、昔ながらの方法が継続されています。
つまり本土からフェリーで海峡を渡りシチリアへ到着します。
シチリアとカラブリア間を渡る電車は2車両ずつ分裂し船に積み込まれて海を渡ることで有名です。電車が船に乗り込むと30分程度で対岸に到着しますが、船に乗っている間は電車を下りて船の甲板に出て潮風にあたることができます!
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また船の中にあるバールにはシチリア名物アランチーノの販売もあります。
それを食べながら海峡を眺めるのはとても楽しいのでオススメ!
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アランチーノとはトマトソース味ライスコロッケ。
中身はミートソースや肉の塊、チーズやハムが入ったライスボールで、それに衣をつけて揚げたものです。
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ボリュームたっぷりで一個食べるとかなりお腹がいっぱいになりますよ!
値段は街のバールでは1,30ユーロ程度。船の上では2,00ユーロほどします。

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船は多少の雨風では問題なく運行されていますが、あまりひどい天候の場合は運行を休止します。また夏のバカンスシーズンである8月の週末などは、車で乗り込む場合に長時間待つこともあるようです。
両岸にはいろんなフェリー会社があり、30分に一本程度で運行されています。
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# by his-news | 2007-08-08 18:12 | NANAE.N

ミラノから日帰りガルダ湖!!

ミラノから日帰りでも十分に遊びにいくことができる素敵な場所、「シルミオーネ」をご紹介したいと思います。イタリアで一番大きな湖であるガルダ湖の南部から上に向かってにょきっと突き出た形の場所が「シルミオーネ」です。
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まず、ミラノ中央駅からDesenzano del Garda駅(デゼンツァーノ・デル・ガルダ)まで行きます。所要時間は約1時間。この駅から10-20分ほど歩くと、シルミオーネ行きの遊覧船の乗り場のあるガルダ湖畔に着きます。
駅から湖畔までも素敵な町並みが続きます。ちょうどお腹も空いてきたことだし、ひとまずここでお昼にしちゃおうかな?なんて思ってしまう方がいるかもしれません。
でも、ここはひとまず遊覧船に乗ってシルミオーネまで行ってしまうことをぜひお勧めします。
なぜなら、シルミオーネに着いてから、その町のあまりの美しさと可愛らしさに、たった一日の貴重な時間をここに来る前に使ってしまったことを後悔することになってしまうから!

遊覧船で20分ほど行くと、前方にシルミオーネの町が姿を現します。
ローマ時代からリゾート地として有名で、多くの著名人に愛されてきたこの場所、石造りの素朴であたたかい建物、細くて込み入った道。
まるでおとぎ話の中に迷い込んでしまったかのような気分になり、歩いているだけでもう嬉しくなってしまいます。
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一番の見所は何といっても13世紀に建てられたスカラ家の城塞(Rocca Scaligera)。
ごつごつとした塔の形、跳ね橋、緑色の美しい色の湖にせり出す形の城壁。
中世に完全にタイムスリップして、当時の空気や生活に思いを馳せずにはいられません。
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また岬の先端まで歩いていくと、カトゥッロの洞窟(Grotte di Catullo)があります。
紀元前54年ごろに亡くなったとされる古代ローマの詩人カトゥッロ(カトゥルス)の別荘の跡が残っています。考古学的にも大変貴重なもので、ここから一望できるガルダ湖の眺めは最高に素晴らしいです。

また、シルミオーネといえば古くから湯治場として有名。
従ってテルメ(温泉)施設が充実した宿泊施設も多いのも特徴です。

夏のバカンスシーズンで、ミラノ観光も少し盛り下がる傾向にある今のこの季節を活かして、ぜひ、シルミオーネに足を運んで見て下さいね。本当に美しい場所。絶対お勧めです!
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# by his-news | 2007-08-06 22:48 | MARI.K


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