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H.I.S. ITALY
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イタリアに旅行に来て観光もそこそこに、観光客のみなさんの頭の片隅から離れないのがお土産のことではないでしょうか?
どこかで買おうと思っていたのに、帰る間際になってようやく慌てることもしばしばなのでは? そんな時、個人的にお勧めなのは本です。 イタリア語は誰にも全然分からないから、と思われるかもしれませんが、デザインやインテリア、ファッションに関する本ならイタリア語が読めなくても十分楽しめます。 ファッション、デザインの国イタリアでは、さすがにこれらの分野の本が豊富です。 またイタリアの風景を映した写真集もとても素敵!こちらも沢山種類が出ています。古き良き一昔前のミラノの写真を集めた写真集などは、ぱらぱらと眺めているだけでもその時代にタイムスリップしたような気分になり、ミラノのお土産としてとても喜ばれるのではないでしょうか。 チェントロ(中心市街地)にはいくつかの大型書店がありますが、活字中毒の私が好きな書店は、なんと言っても「HOEPLI」(「ウープリ」、Via Hoepli Ulrico,5) ![]() まずここはCDやDVDなどと一緒に売っている他の大型書店と違い、地下1階から地上4階まで建物全てが本屋さんというまさに正統派の書店。ここは本好きなら深呼吸してしまうような、書籍特有の匂いがむーっと充満しています。店員さんも本当に本好きそうな人ばかりでとても詳しくて丁寧。何か質問するとすごくプロフェッショナルな答えが返ってきたりします。店の奥には本が山のように無造作に積み上げられていて、ほとんどがチェーン店でどこもぱっと明るい日本の大型書店とは一味違う図書館を思わせるような湿ったような文科系の雰囲気が漂っています。 ![]() ![]() ![]()
ついに2008年に突入、いよいよ1月2月と一番寒い季節の到来ですね。
日本とミラノの気温はそう変わらないものの、お店の中や電車・バスの中など暖房が暑いほど効いている日本に比べて、こっちの冬はかなり寒く感じます。建物が石造りであちこちに小さな隙間があり、日本の家のように機密性が高くないので、ますます底冷えするようです。 そんなイタリアに来て最初の冬に学んだこと。 それは防寒! 薄いウールのコートなんかでは全然寒さをしのげずダウンのコートが必須となり、手袋も毛糸のすかすかする物よりも断然暖かい、革で裏地がウールになっているようなものが手放せなくなりました。 デザイン性と共に、暖かいかどうかにかなり気を使うようになりました。 そしてこちらで冬を過ごすようになって、一番大きな発見は何といっても「帽子」です! 日本でおしゃれのためにかぶったことは何度かありましたが、こんなに防寒グッズとして有効だったとは! 冬の間にこちらにご旅行される機会がありましたら、ぜひ町行く人の帽子着用率に注目してみてください。かなりの割合でみんなかぶっています。私も一度試したら、その後はもう帽子なしでは寒くて外に出られなくなってしまいました。(ちなみにコートなどについているフード。日本ではあれを実際にかぶる機会はあまりありませんよね?ですが、こちらでは寒いとみんなかぶります。すごくあったかいですよ!おすすめです。) ![]() 帽子の着用率が高いということは、それだけデザインも豊富に揃っているということ。 色、柄、形、素材。 シャーロックホームズのようなクラシックなものから、カジュアルなニット帽まで本当に様々な種類あって、あれもこれも欲しくなってしまいます。 帽子はいくつもっていてもあまり邪魔にならないし、帽子ひとつで全体の雰囲気をがらっと変えられるのがまた楽しいですよね! ![]() 町を歩いていると、昔からの帽子専門店もまだ沢山目に付きます。 古い映画でスター女優なんかがかぶっているような、つば広くてとても綺麗なパステルカラーのエレガントな帽子や、男爵風のダンディーな帽子、かつてヨーロッパの小さな男の子たちがみんなかぶっていたようなキャスケット、ウィンドウから見てるだけでも何だかわくわくしてしまいます。 みなさんも手袋、マフラーに続いて、帽子をかぶる習慣を導入してみてはいかがでしょうか? 冬のおしゃれの楽しみがひとつ増えますよ! ![]() 写真のお店はブエノス・アイレス通りにある1888年創業の帽子店「MUTINELLI(ムティネッリ)」 Corso Buenos Aires,9 地下鉄1番赤線ポルタ・ヴェネツィア下車。 帽子の他に傘とステッキも売っています
いよいよ今年も残すところあとわずか。
12月はクリスマスまでの間は土日もほとんどのお店が開いており、ミラノってこんなに人が多かったっけ?と思うほど、週末の街は人・人・人・・・。 それがイタリアのいわゆる師走の雰囲気かもしれません。 あの人のプレゼントはもう買ったっけ?あ、あの人の分を忘れてた!あの人には何にしよう・・・なんて買い忘れのないようにひとつひとつプレゼントを揃えていくのも、結構ストレスの溜まるものです! そして、この頭を悩ませるミラネーゼのクリスマスプレゼント選びに毎年一役買ってくれているのが「L’Artigiano in Fiera(ラルティジャーノ・イン・フィエラ)」という見本市。 ![]() 世界各地の手作りの雑貨、食品などが一同に揃った大イベントです。 (場所:フィエラ・ミラノ、地下鉄1番赤線アメンドラ・フィエラ駅、または同線ロット駅下車)。 アジア、アフリカ、ヨーロッパ(イタリア含む)をさらに細かく10軒のパディリオンに分け、それぞれの特産品を販売しています。 ![]() このフィエラでのポイントは欲しい物や食べたいものがあったら即座に買うこと! なぜならフィエラの会場はとても広く、お店の数も並大抵ではないので、「少し考えてあとでまた来よう」「他も見てから決めよう」と思っても、もう一度そのお店に戻ることはほとんど不可能だからです! これは私が毎年通って学んだ教訓であります・・・。 ![]() ぬくもりある世界の手作り雑貨と山のような美味しい食べ物にわくわくしっぱなしです。 今年の見本市開催期間は12月9日までですが、このフィエラは毎年同じ時期に開催されていて来年はRHOにある新しいフィエラの会場で11月29日から12月8日まで行われる予定です。(地下鉄1番赤線ロ・フィエラ駅下車) 今年は無理でも、来年の12月の旅行の計画に是非盛り込んでください! また、もうひとつのミラネーゼのプレゼント選びのお助けスポットといえば「フィエラ・ディ・オーベイ・オーベイ」。こちらも見本市。今年の開催期間は12月7日から10日。場所は、以前の聖アンブージョ教会周辺からスフォルツェスコ城周辺に変わっていますのでご注意ください!! どちらもかなりの人出になりますので手荷物には十分気をつけて、楽しいショッピングを!
寒さもいよいよ本番。
夏時間から冬時間に変わり突然ぐっと冬らしくなりました。太陽が落ちるのが1時間早くなるだけで、こんなに雰囲気が変わるものなのかと毎年飽きもせず驚いてしまいます。 そんなちょっぴり感傷的な気分を吹き飛ばすかのように、この時期から徐々にイルミネーションが町を彩り始めます。 一年に一度の大イベント、クリスマスまで残り2ヶ月を切り、ウィンドウショッピングをする人々の目がだんだん真剣になっていくのが一目瞭然です! ミラノ市長モラッティは今年、ミラノの町のイルミネーションを大改革しようと、去年の200.000ユーロに対して1.000.000ユーロという大投資を行いました。このミラノ市の大決断は、あるデザイナーのグループが、ミラノのイルミネーションがあまりにも貧弱だとミラノ市に抗議したことが発端。ミラノ市は今年、センピオーネ通り(Corso Sempione(センピオーネ公園側)、ファリーニ通り(Via Carlo Farini cimitero monumentale共同墓地側)、そして中央駅からチェントロ向かうまでの道筋にイルミネーションを新たに設置することに決め、さらに既存のものもさらに美しくするべく、パリのシャンゼリゼ通りのイルミネーションを手がけた会社に仕事を依頼したということです。さて、その成果はいかに?! ![]() とはいえ、私は以前からミラノのシンプルなイルミネーションが大好きでした。特にブレラ地区の細い石畳の道にただ単純に渡された、数珠繋ぎになった色のついていない裸電球は大のお気に入りで、それを見たいがために夜出かけていくこともしばしばでした。道と道の間に長いパールのネックレスを延々とたゆませたような・・・。全く派手ではないけれど、見ているだけで温かくほっとした気持ちになれる、まさに「灯り」でした。どうかそれだけは変えないで!と思っているのですが・・・ ![]() ともかく、ミラノ市の威信をかけたイルミネーション大作戦!ミラノのセンスがここで問われます。ミラノは最近、他の世界の大都市に負けないような近代都市にしようとやっきになりすぎているのでは?と少し心配な今日この頃。その町がすでに持っている良さというのは外国人の方が気が付くものなのかもしれませんね。ぜひ、堅実でシンプルで洗練された、ミラノらしいイルミネーションになっていることを願っています。派手で目先の流行だけを追うような都市をめざすのか、それとも地に足をつけて一歩一歩必要なことだけを新しくしていくような都市をめざすのか。 ![]() ミラノを訪れるみなさんも、そんなことを頭の片隅に思いながら、新しいイルミネーションをご覧になられると、また別のミラノの顔が見えてくるかもしれません。今年はミラノのイルミネーションに大注目です!
1977年9月16日、世紀の歌姫マリア・カラスはパリで息を引き取りました。
彼女の死後から今年でちょうど30年。 テレビで特番が組まれたり、彼女の歌唱を集めた立派なCDのセットが発売されたり、多くの本が出版されたりと、オペラファンの枠を超えた大きな話題となっています。 ![]() 桟敷席を陣取っている長年のオペラファンの中には、彼女の演奏を生で聞いたという人がまだ残っています。激しい身振り手振りと共に大声で昔の名演について熱く語るおじいさんたちの話を盗み聞きするのは、スカラ座の桟敷席に座ったときの、密やかな私の楽しみでもあります。 ![]() スカラ座博物館では現在、「Omaggio a Maria Callas(マリア・カラスに捧げる)」と題されたイベントが開催されており、彼女が実際に舞台上で身につけた衣装や当時の写真などを展示しています。(衣装の展示は2008年1月31日まで。写真の展示は2007年11月30日まで)。 スカラ座博物館の開館時間は、9:00から12:30(入場は12時まで)13:30から17:30(入場は17時まで)となっています。 スカラ座博物館のホームページはこちら。(伊/英) ![]() ぜひ、オペラファンではない方も、この機会に彼女の芸術に触れてみてはいかがでしょうか?
ミラノに遊びに来てくれたお友達が「イタリアで食べたいもの」として必ず挙げるのが、ピザ、パスタ、ジェラート、そしてパニーノ。
でもそれは簡単なようでいて、何をどこで食べたらよいのか実は意外と困ってしまうもの。 というわけで、今日はそんなお友達をよく連れて行く、パニーノのお店を紹介したいと思います。 ![]() これは1979年にミラノで開店したパニーノ屋さんで、現在はミラノを中心に展開しているチェーン店となっています。 ちょっと昔のトラットリアのような、こだわりある内装が可愛いらしく、店員さんの服装や、壁に掛けてある額など全体的な雰囲気がとても良いお店。 さて、メニューを見てまず驚くのはパニーノの種類の豊富さ! メニューには、イタリア語と英語両方で、中に入っているものが細かく書かれているので、じっくり選んでみてください。 個人的には、トリュフやオリーブのパテが使われているパニーノがお勧めです。 また、ここの「ピアッティ・フレッディPiatti Freddi」もお勧め! 一つのお皿の上に、この店自慢の生ハムやローストビーフ、牛のカルパッチョなどと付け合せの野菜がのっています(パン付き)。 また、パニーノの他にもパスタやサラダもあります。 最後に、ここのコーヒーには小さなアイスクリームがついてきてとってもお得な気分。 このお店へのアクセス方法。 ドゥオーモから歩いて3分ほどのベッカーリア広場(Piazza Beccaria)や ブレラ地区のコルソ・ガリバルディ(Corso Garibaldi,125)などにあります。 お店のホームページはこちら(伊語のみ) ![]() そんなときに、気軽に入れて居心地のいいチェーン店であり、内装も素敵で値段もお手ごろ、それでいて味もしっかりしているこのお店は、ミラノを訪れる観光客のみなさまにもお勧めです。 ドゥオーモ近くのお店も、メイン通りに面していないせいか「こんなにドゥオーモのそばなのに?」と思うほど、観光客の姿を目にする機会が少なくて、お昼時になると、ミラノのビジネスマンたちでいっぱいになります。 ミラノに訪れる機会がありましたら、場所を控えて行ってみてください!!
長かったバカンスシーズンもそろそろ終わり、街全体が「あーあ、来年の夏まであと一年、また仕事(学校)かあ・・・」という大きな深いため息をついているようです。
とはいえ秋は食欲の秋、スポーツの秋、そして芸術の秋!イタリアはまだまだ楽しいことがいっぱいです。 クラシック音楽が好きな方なら誰しも、「ミラノ」と聞けば「スカラ座!」と即座に連想するくらい有名なスカラ座。しかし残念なことにオペラがイタリアの一般市民にとって昔ほど身近な物ではなくなってきてしまっている現代です。その中にあってもスカラ座は間違いなくミラノの一番のシンボル。 スカラ座は本来歌劇場であるためオペラの上演が中心。 またスカラ座改修中にオープンしたアルチンボルディ劇場はバレエの上演が中心。 しかし、オペラ・バレエファンよりも、純粋な管弦楽のファンが断然多い日本。そんなクラシック音楽好きの日本人の方々がミラノに来て「何かオーケストラのコンサートに行きたいんだけど…」というのは割とよく耳にする話です。 そんなときは、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団の演奏会に行ってみてはいかがでしょうか。ミラノ出身の有名な世界的な指揮者、リッカルド・シャイーが音楽監督を務める楽団です。彼らが本拠地としているコンサートホール(アウディトーリウム)の場所は近くに地下鉄の駅がないので多少不便ではありますが、ドゥオーモから3番のトラムに乗るとホールの目の前まで行くことができます。 詳しいプログラムや楽団や指揮者の情報などはこちらのホームページ(伊/英)をご覧下さい。チケットもインターネットで購入できます。 こちらでのクラシックの演奏会は、聴衆がものすごく勤勉な日本のものに比べて、かなりアットホームな雰囲気です。ぜひお気軽に足を運んでみてくださいね! ![]()
ミラノから日帰りでも十分に遊びにいくことができる素敵な場所、「シルミオーネ」をご紹介したいと思います。イタリアで一番大きな湖であるガルダ湖の南部から上に向かってにょきっと突き出た形の場所が「シルミオーネ」です。
![]() まず、ミラノ中央駅からDesenzano del Garda駅(デゼンツァーノ・デル・ガルダ)まで行きます。所要時間は約1時間。この駅から10-20分ほど歩くと、シルミオーネ行きの遊覧船の乗り場のあるガルダ湖畔に着きます。 駅から湖畔までも素敵な町並みが続きます。ちょうどお腹も空いてきたことだし、ひとまずここでお昼にしちゃおうかな?なんて思ってしまう方がいるかもしれません。 でも、ここはひとまず遊覧船に乗ってシルミオーネまで行ってしまうことをぜひお勧めします。 なぜなら、シルミオーネに着いてから、その町のあまりの美しさと可愛らしさに、たった一日の貴重な時間をここに来る前に使ってしまったことを後悔することになってしまうから! 遊覧船で20分ほど行くと、前方にシルミオーネの町が姿を現します。 ローマ時代からリゾート地として有名で、多くの著名人に愛されてきたこの場所、石造りの素朴であたたかい建物、細くて込み入った道。 まるでおとぎ話の中に迷い込んでしまったかのような気分になり、歩いているだけでもう嬉しくなってしまいます。 ![]() ![]() ![]() 一番の見所は何といっても13世紀に建てられたスカラ家の城塞(Rocca Scaligera)。 ごつごつとした塔の形、跳ね橋、緑色の美しい色の湖にせり出す形の城壁。 中世に完全にタイムスリップして、当時の空気や生活に思いを馳せずにはいられません。 ![]() ![]() また岬の先端まで歩いていくと、カトゥッロの洞窟(Grotte di Catullo)があります。 紀元前54年ごろに亡くなったとされる古代ローマの詩人カトゥッロ(カトゥルス)の別荘の跡が残っています。考古学的にも大変貴重なもので、ここから一望できるガルダ湖の眺めは最高に素晴らしいです。 また、シルミオーネといえば古くから湯治場として有名。 従ってテルメ(温泉)施設が充実した宿泊施設も多いのも特徴です。 夏のバカンスシーズンで、ミラノ観光も少し盛り下がる傾向にある今のこの季節を活かして、ぜひ、シルミオーネに足を運んで見て下さいね。本当に美しい場所。絶対お勧めです! ![]()
夏のバカンスシーズンの本番。
ミラノの町は人気がなくがらーんとしてしまう、観光客の皆さんにとってはちょっと寂しい時期・・・。 でもお店やバール、レストランが休みになっても、もちろん美術館や教会などが休みになるわけではありません。 ![]() 今日は、在住の日本人の中でも訪れたことがないという人が大勢いる、隠れたミラノの名所、「Cimitero Monumentale(共同墓地)」(地下鉄2番緑線ガリバルディ駅下車/8:00-18:00、月曜休、入場無料)をご紹介したいと思います。 ![]() そこはまさに一流の彫刻家の作品がこれでもかと並ぶ、歴とした美術館です。 ![]() カルロ・マチャキーニの設計により1866年にこの墓地が建設されて以来、ミラノの有力者たちは、こぞって名のある彫刻家に自分の墓を飾るための作品を依頼、また彫刻家たちも「死」というクラシックなテーマで、自分の芸術世界を自由に表現する最高の機会を得て、思う存分腕を振いました。 ![]() ここには日本のお墓のようなおどろおどろしい感じは全く無く、逆に、「そこ墓地だよ」といわれなければ、木陰になったベンチでお弁当でも広げたくなるような、明るく美しい、最高に贅沢な公園とでもいうような雰囲気が漂っています。 ![]() 埋葬者には文豪マンゾーニや作曲家ヴェルディ、彫刻家にはカスティリオーニ、ポモドーロ、フォンターナなど、有名な名前を例を挙げ始めるときりがありません。 入り口左手の守衛所で墓地の地図や見所が詳しく載ったパンフレットがもらえますので、見学前には忘れずにお立ち寄り下さいね。 必ず行ってよかったと満足できる場所です。ぜひ皆様、足を運んでみてくださいませ。 ![]()
先月、没落した貴族家庭の少女たちの寄宿学校の跡地を公園として開放したという美しいバロック様式の公園、ジャルディーノ・デッラ・グアスタッラをご紹介しましたが、この地区には、他にもあまりガイドでは紹介されていない、ミラノの隠れた素敵な場所があります。
![]() このグアスタッラ公園の正面には、かつて“Ca’granda(カ・グランダ/「大きな家」の意)”という愛称でミラノの人たちから親しみを込めて呼ばれていた「旧マッジョーレ病院」の建物があります。 1456年にフランチェスコ・スフォルツァによって建てられたもので、病院が移転された現在はミラノ大学として使用されています。 そして、ここから歩いて5~10分程のところにあるのが、この病院で亡くなった人たちを埋葬するためにつくられた「ロトンダ・デッラ・ベザーナ」(Rotonda della Besana : 1732年完成)(エンリーコ・ベサーナ通り / Via Enrico Besana 15、地下鉄黄色3線クロチェッタ駅下車)。 中央にあるサン・ミケーレ教会をぐるりと取り囲むレンガ造りの円形ポーチは、この空間だけを他の場所から切り取ったような、一瞬そこがミラノの町の真ん中であることを忘れさせてしまうような、そんなひっそりとした静けさを作り出しています。この円形ポーチの地下は納骨堂になっており、1732年の完成から、約半世紀で150.000人もの人がここに埋葬されたそうです。 その後、この場所は一時は軍隊の手に渡るも、1858年からはまた病院の所有地に戻り、感染症患者を隔離したり、病院の洗濯場としても使われたりしていたということです。 そんなこんなで最後には荒れ果てていたこの地は1940年にミラノ市のものとなり、修復作業が行われ、今では緑や花々が美しい憩いの場となっています。この一帯は1600年あたりからの歴史の香りを非常に濃く感じることのできる地区。 目を楽しませてくれる優雅な建物もあちこちにあるのでお散歩するにはお勧めです。 ドゥオーモからも目と鼻の先ですので、ぜひ時間を見つけて歩いてみて下さいね!前のページ次のページ
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