H.I.S.イタリア 特派員記事


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ヴェネツィアのゴンドラ

ヴェネツィアは言わずと知れた運河の町。
初めて訪れた人にとってはこの光景、想像以上に感動するものです。
もちろん、何度訪れてもヴェネツィア独特のこの雰囲気には圧倒されるところですが・・・。

町は運河が縦横無人に走り、街中は車両は入れずもちろん徒歩がメインの移動手段。運河は唯一の交通手段の路であるので、ヴァポレット(水上タクシー)が大変有効に活用されています。
もちろん、警察も消防も緊急事態の時には運河をけたたましいサイレンを鳴らしながら猛スピードで走ることになります。
これもヴェネツィアならではの風景ですね。

さて、ヴェネツィアを歩くと、至る所でゴンドラの乗り場に出くわします。縞々のシャツに黒いズボン、麦わら帽子をかぶったゴンドリエーラ(ゴンドラの船頭)は観光客が通るたびに「ゴーンドラ!!ゴーンドラ!!」と呼びかけています。

私はヴェネツィアにほど近い町、パドヴァに住み始めて約3年、ヴェネツィアには頻繁に足を運んではいるものの、今まで一度もこのゴンドラには乗ったことがありませんでした。

ところが、日本から私の家族がイタリアに旅行に来るということで、まずはヴェネツィア観光、両親の「旅の思い出に乗ってみたい」との強い希望があったため、試しに乗ってみることに。

ゴンドラの乗り場はいくつかあるのですが、私たちは鉄道駅「サンタ・ルチア駅」からサンマルコ広場までの道をゆっくりと歩き、サンマルコ広場の乗り場でまず料金交渉。

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1人あたり30ユーロ、時間にしては約40分の行程、サンンマルコ広場を出てぐるりとまわり、カナル・グランデに入り、また出発点に戻るとのこと。
うーん、ちょっと高い!とも思ったのですが、父という強力な援護があるので、一緒に連れてきていた子供のみディスカウントしてほしいこと、駅近くで降ろしてほしいことを告げ(サンマルコ広場から歩いて帰る体力・気力の限界も感じ)、乗ることになりました。

乗り心地は悪くなく、いつも上から見ていた水面を低い目線から、また大きなサンマルコ寺院、ドゥカーレ宮殿などが違った角度から見えることには新たな感動。
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橋の上から見た風景を今回は下から見る格好に・・・。
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ドゥカーレ宮殿と牢獄を結ぶ「Ponte dei Sospi/ポンテ・デイ・ソスピ(ため息の橋)」の下をくぐります。そしてそのまま細い運河へ・・・。
いつも徒歩で至るところにある橋の階段を「よいしょ!」と登るところを、静か~にスルリと水面を通りぬけるのも気持ちのいいものです。
建物の間を通る細い水路も通過、壁には現在の水面よりも2mくらいは高い位置にある緑の藻の跡を見てゴンドリエーラは高潮がここまで来たと説明。
運河のまわりの建物はかなり老朽化が進んでいるものばかり。それもそのはず、700~1000年以上の歴史のある建物がひしめいているのですから。
マルコ・ポーロが住んでいたという建物の脇を通り、ヴェネツィアの見所のひとつ、リアルト橋へ。ここで写真をパチリ。
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さて、このゴンドラ、800年の歴史があるとされています。
当初はヴェネツィアに住む貴族たちの交通手段。ゴンドラの装飾も今よりも美しくされていたことでしょう。
今でもこれらのゴンドラは手造りによるものだといいます。完成までには約2年を要すとのこと。現在ヴェネツィアにはこのようなゴンドラが約450隻、ゴンドリエーラも450人ほどいるようです。

私たちのゴンドラを漕いでくれていた彼は先祖代々のゴンドリエーラの家系。今ではイタリア南部の出稼ぎの人などによるものも多いようですが、本来はほぼ世襲制。
彼は小さなころからこの細い運河をくねくねと動く小さな船の操縦の仕方を父親から習い始め、8年前から正式にゴンドリエーラとして働いているとのこと。
と、そんな話をしている最中に近くをなんの装飾もない小型の古ぼけた木のボートに10歳弱の少年が父親らしき男性とともに乗り込んで船を漕いでいる姿を発見。
「ほらほら、あんな風に毎日練習していたんだ。父親に認められるまではとっても大変なんだよ。」と。

はぁー、そんな話を聞くと、なんだかヴェネツィアの観光価格だなぁなどと思う料金にも納得がいき、観光客相手に騙し商売だなぁ(う、失礼??)などと思う気持ちもふきとんでしまいました。

まさしく優雅なひと時、そしてヴェネツィアの歴史の深さと観光都市であるヴェネツィアの奥深さも垣間見ることのできるゴンドラツアーでした。
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by his-news | 2007-10-06 02:51 | AKI.S
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