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H.I.S.イタリア 特派員記事


イタリアの各地の特派員からの最新イタリア情報
by his-news
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H.I.S. ITALY
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フィレンツェの春

ボッティチェリ(Botticelli)の絵で代表作をあげるならば、「春(Primavera)」。
そして花の都といえばフィレンツェ。
春の到来とともに、フィレンツェも少しづつ薄化粧をし始めました。
毎年、春にフィレンツェに滞在できることを幸せに思う私が
今回はフィレンツェの春についてご紹介いたします。

世界の名画がそろうウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)があるフィレンツェ。
なかでも日本人にも人気があり、やはり見逃せないのが、ボッティチェリの「春」。
この絵は題名そのままに穏やかな春を思わせるやさしい絵です。
この絵に描かれている植物はすべて、
この時期にフィレンツェでみられる植物です。
「春」の絵葉書を片手にフィレンツェの町や郊外へ花さがしなんて
優雅な一日のすごし方はいかがでしょうか?

郊外まで足を伸ばさなくても、
中心街ならばピッティ宮殿(Palazzo Pitti)の裏手に広がる
ボーボリ公園(Giardino di Boboli)。
ここはイタリア式庭園で、ダイナミックな構想のなかにも、
どこかのどかさが感じられる庭園です。
パニーノ(Panino:イタリア風サンドイッチ)を持参して
のんびりピクニック気分を味わえます。
少しずつ花も咲き始めているので、
散歩がてら観光の疲れを癒しに行ってみるのもお勧めです。

もう一つお勧めの春を感じられるスポットは、
中心街からバスで10分程度の所にあるカッシーネの森(Le Cascine)。
ここは、フィレンツェ市民の憩いの地としても愛されている場所で、
春から初夏にかけての日曜となると
たくさんのフィレンツェ市民が春の日差しを求めて集まってきます。
このカッシーネでは毎週火曜日の朝には、大規模な青空市も開かれます。
衣料品をはじめ、食料品、雑貨などすべてが市場よりも安い値段で手にはいります。
春の散歩がてらショッピングも楽しめておすすめです。
ここの青空市ではフィレンツェ名物のランプレドット(牛もつ)の
サンドッイッチを売る屋台も並ぶので、
その場で本場の味を楽しむこともできます。
イタリアならではのトマトで煮込んだ牛もつはまた格別。
散歩で空腹になったお腹を満たしてくれます。

フィレンツェの春探しは、心もお腹も満たしてくれるとても楽しいものです。
ぜひ、この季節にフィレンツェに滞在予定でしたら
「春」を探しに出かけてみてはいかがでしょうか?

春のイタリアの天候は気まぐれ。
フィレンツェの天気もとても変わりやすいので、
かならず傘をかばんの中に忍ばせて置いてください。
イタリアのことわざにも
「3月は、いかれた3月、青空がのぞいてても、傘をもってけ」とあるくらいですから!

Giardini Boboli (ボーボリ庭園)
アルノ川の向こう側。ヴェッキオ橋から徒歩3分。
ピッティ宮殿の裏手に広がる庭園です。
入り口はピッティ宮殿の中にあります。
入場料:4,00ユーロ
(ただし2006年5月15日までは特別展覧会期間中のため7,00ユーロ)
入場料金にはバルディーニ庭園(Giardino Bardini)の入場料も含まれます。
開園時間:
8:15-16:30(1月・2月・11月・12月)
8:15-17:30(3月)
8:15-18:30(4月・5月・9月・10月)
8:15-19:30(6月・7月・8月)
休園日:毎月第一月曜日と最終月曜日

Le Cascine (カッシーネの森)
フィレンツェ中央駅前から市バス17C番(カッシーネ行き)に乗り終点で下車。
バスで15分程度でカッシーネの森に到着します。
by his-news | 2006-04-03 09:30 | AZUSA.T
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